量子コンピュータを学ぶ!!
量子コンピュータを学ぶ!!
量子コンピュータについて、少し学習したので投稿します。
※間違っていたり、良い参考文献知っていたら共有していただけると幸いです。
ブロックチェーンをいろいろ調べている中で、デジタル署名やハッシュ関数、楕円曲線暗号などの基本的な暗号技術がブロックチェーンの安全性を担保しているということがやっと分かってきた。
基本部分にあるのは、
片方からの計算は簡単でももう一方からの計算は難しい
ということ。
ハッシュ値から元の値を求めるのは、(ハッシュ関数が分からない限り)すごく大変だし、ビットコインアドレスから、公開鍵や秘密鍵を求めることは、大きな数の素因数分解が大変であるということから求めることは難しくなっている。
「現実的な時間内で解けない(計算できない)」という基に安全性が担保されているのである。
今はまだ素因数分解を効率良く解けるアルゴリズムが実用化されていないので問題ないのだが、そうも言っていられなくなるかもしれない。。。
ブロックチェーンだけでなく、デジタル署名技術やHTTPS通信など現代の主要な暗号方式の常識をひっくり返しそうなのが、ピーター・ショアの「ショアの(素因数分解)アルゴリズム」!!
量子コンピュータが汎用的になり完成した暁には、素因数分解が効率良く解けるようになると考えられており、もし本当だとすると現代の暗号技術は、ほぼ意味をなさなくなり、この情報社会が大混乱に陥るかも。。。
前置きは長くなったが、ブロックチェーンのセキュリティ部分にも十分関わってきそうな量子コンピュータについて学習して見て予想以上に面白かったため共有する。
用語や簡単なサンプルプログラムは、下記リポジトリに格納してあります!
(用語などについては、READMEに記載)
量子コンピュータに興味を持つきっかけになったショアのアルゴリズムのソースコードを読んでみたが、内容を完全に理解するためには、まだまだかかりそうなので引き続き勉強していきます!!
セキュリティの会社に勤めている身としてさらに気になったのが
「量子テレポーテーション」!!
物理的な媒体を介することなく、量子の状態(位相と確率(振幅の大きさ))を伝えるというもので、物理的にもセキュリティのレベルが上がる上に、盗聴されてもすぐに分かるというものです。すでに暗号鍵配送(QKD)にも応用されているということですが、自分の会社でもすぐに上司に相談して量子テレポーテーションを活用した新しいセキュリティビジネスを確立するプロジェクトを立ち上げたいと思いました!
(まだまだ若造なので、実績や知識を沢山身につけて、上司に頭を振らせられるようにしたいと思います。。)
それにしても、0と1の両方の状態を持ち合わせるというキュビットの考え方は面白い!
身近では見られない物理現象を利用しているので、これまでにできなかったことができるようになるかもしれないですね!!
2019年公開の「アベンジャーズ・エンドゲーム」でも量子の力を使って、アベンジャーズがサノスに逆襲するというものありましたがあんなことができるようになるかもしれないですね!
次のアントマンの映画も量子世界がキーになってくるとのことですので、量子コンピュータのことをさらに学習した上で映画館に行ってみたいと思います!
【参考になったもの】
↑有料の学習コンテンツですが、非常にわかりやすかったです。
↑量子コンピュータとは何か?従来のPCとは何が違うのか?という部分から説明してくれているので、入門に良いと感じました。